ジャイアンよりヒドイ中国のバラマキ外交

2015年3月20日

海外投資家の皆様、こんにちは。わんちゃいくんです。

中国が金にものを言わせた外交を続け、それを正当化しようとしている事は既にご存知かと思いますが、それに対して世界一でありたい米国が本格的に動き出すかも知れません。

中国政府が見返りを期待した他国への資金援助をし続けた結果、「アジアインフラ銀行(AIIB)」という新興国に対する資金融資を前提とした「金のなる木」を作り上げるまでに至りました。
これまでは「アジア開発銀行(ADB)」がアジアで確固たる地位を築いていたわけですが、それに真っ向から対抗するように中国が「俺が金を出すんだから、お前ら言う事聞けよな」という態度を全面に打ち出した組織を作り上げてしまい、経済的には今後はアメリカ陣営 vs 中国陣営という対立が表面化してくる事が予想されます。


中国側の意見はこうなるでしょう。


「今まで日本がやっていた事をやっているだけで、それまでのものよりもより良いものになるのだから文句を言われる筋合いは無い。」


国家間の競争なので、日本やアメリカがそうした動き事態を非難する事は難しいのですが、アジアにおける中国の存在感を強めようという狙いがある事から、それを嫌う米国と米国陣営の各国が対抗する姿勢を見せていますが、イギリスやフランス・ドイツ・イタリアなどの先進国が参加を表明している事から、世界的に無視できない存在である事は間違いないのでしょう。


個人的には、「ジャイアンよりヒドイ中国のバラマキ外交」という印象がありますが、こんな比喩にジャイアンを持ち出すと、ジャイアンからも「俺はそこまでひどくない!」って怒られてしまうかもしれないですね。


アジアの諸国から見たら資金供給元が二つになって、どちらにも良い顔をしながら資金を引き出そうという思惑もあるのかも知れませんが、この先も中国の動向に注目が集まります。

みなさんのコメントをお待ちしております!→コメントする

ブックマークされる方はこちらからどうぞ→

2014年度実質GDP成長率(香港)

2015年2月26日

海外投資家の皆様、こんにちは。わんちゃいくんです。


香港政府が昨日25日に、2014年の主要経済統計を発表したことが日経新聞に小さく掲載されていました。


中でも、2014年の実質GDP成長率が2013年の2.9%増から減速し、2.3%増にとどまったという部分に注目が集まっています。
香港の曽財政官は、数字の伸びの鈍化は昨年行われた民主派によるデモが、小売りや観光に影響を及ぼしたとしています。


確かに大勢の人々が参加したデモが道路を占拠し、人とモノの流れを阻害したのは間違いないでしょうが、観光客減少については、今回のデモが暴力的な行為がほとんど行われなかった平和的デモを過剰な演出と共に報道した海外のメディアにも要因があると思いますし、香港で民主化デモが行われているという様子を中国人に見せたくない中国政府の香港への渡航自粛などが大きく影響しているのではないかと推測します。

中国は未だに共産党一党独裁による情報統制下に置かれています。
中華思想の基で中国こそが世界の中心だと考える共産党政府から発せられる「管理された情報」のみを信じ込んで生活している国民に、「中国政府に真っ向から反対している人々がおり、しかも、それが中国人が既に中国の一部だと考えている香港で行われている」という事実を知られるのを恐れているからです。


前回のデモ収束後、しばらく静かな香港ではありますが、また中国政府の動きに触発されて香港市民の怒りが爆発するかもしれません。

 


ではでは、わんちゃいくんでした。

みなさんのコメントをお待ちしております!→コメントする

ブックマークされる方はこちらからどうぞ→

香港投資移民制度受け入れ中止

2015年1月15日

海外投資家の皆さん、こんにちは。


突然の発表ですが、香港の投資移民制度が受け入れを中止しました。

昨日の梁振英行政長官による施政報告の中で言及されたのですが、昨日発表されたにも関わらず、その受け入れ期限はなんと翌日の今日2015年1月15日までという、スピード決定です。

香港らしいといえば香港らしいのですが、施政報告での説明では「香港には投資資金は不足していない」という理由が語られたとのことですが、実際には増え続ける人口に配慮したものだと推測しています。

数年前に700万人を突破した香港の人口も、その後はとてつもない勢いで増え続け、2014年には723万人に達しています。

背景はやや複雑です。
大陸からの人口流入などがあるのはもちろん、長寿国であるがゆえに人口が減りにくいという事も影響しており、圧倒的に住宅不足になっているのが現在の香港の実情ですが、それが若年層の結婚と出産を阻害し、結果的に出生率の低下を招いています。

つまり、人口は増えているのにも関わらず、新生児の数は減っているのです。
これから20年後にはまた新たな人口問題に発展するであろう香港、経済だけでなく人口の推移にも注目しておきたいですね。

 

ではでは、わんちゃいくんでした。

みなさんのコメントをお待ちしております!→コメントする

ブックマークされる方はこちらからどうぞ→

台湾の選挙結果、そして香港の行方

2014年12月 5日

海外投資家の皆さん、こんにちは。わんちゃいくんです。


台湾の統一地方選挙で国民党が惨敗と言ってもいい程の結果になり、その流れで馬総統が責任を取る形で党首を辞任するという、台湾政治にとって大きな転換点となりました。


ただし、今すぐ何かが起こるわけではありません。
政治は何かを変えたからといってすぐに変化が目に見えるものではない為、その結果が正しかったかどうかを論じることが出来るのは、しばらく時間が経ってからになるものです。

個人的には外省人による台湾統治から、台湾人の自我が手離れし、本来の台湾人である内省人による政治へと移行したと言える大きな出来事だと捉えており、今後の台湾の方向性に俄然注目していくつもりです。

そして、いま私がいる香港。


民主化の希望を求めて学生たちが立ち上がっていたのですが、中国共産党の強硬な姿勢に変化が現れず、ついに警察による強制排除へが始まりました。
さらには、在英中国大使館の次席大使が英国に向かって「(香港返還後の50年間の「高度な自治」を約束した)英中共同宣言はもう無効だ」と一方的に言い放つという事態に発展しており、中国の行動は乱暴狼藉、世界中の信用を失う可能性すらあります。

デモは発起人が自首したことによって収束の方向へと向かいそうですが、デモがあったという事、そして中国が何もしなかったという事、さらには香港政府が中国の意向に従った事、これらは事実として歴史に刻まれました。
今後の香港は中国共産党の意向によってどうにでもなるのではないか、という危惧が民衆の間に生まれており、まだ「香港人による高度な自治」の解釈は中国共産党の意向でその解釈を変えられ、それに従わない者は香港に住み続けることすら許されないのでしょう。

香港が中央の求める「中国の一地方都市」とならざるを得なくなった時、香港の存在意義が大きく薄れ、その価値は地に落ちるでしょう。
大げさに書いているかも知れませんが、中国が国内で行っている新疆ウイグル地区や内蒙古自治区などで行っている弾圧を見ていると、戦々恐々の思いです。


今後は10数年後を見据えて、この国の行方を見守っていく必要がありそうです。


わんちゃいくんでした。

みなさんのコメントをお待ちしております!→コメントする

ブックマークされる方はこちらからどうぞ→

人民元両替制限上限撤廃

2014年11月12日

海外投資家の皆さん、こんにちは。わんちゃいくんです。


香港ではデモが依然として続いてますが、暴力沙汰などは起きずに平穏な日々が続いています。
しかし、市民生活への影響が長引いている事からも、市民の中では反対する声も出始めているようですね。


個人的には香港市民の気持ちを応援したいですが、結果的に市民生活に影響を及ぼして賛同を得られない今回のデモ行為については、色々と疑問符が残ります。
出口が見えなくなってますからね。

さて、そんな香港と中国の関係ですが、デモで頑張る学生の気持ちは全く考慮されずに、中国へのすり寄りが見られます。

というのも、香港での人民元両替制限上限が撤廃されたのです。


居住者は、これまで1日最大2万元までという両替の上限が定められていて、それ以上まとめて両替する事が出来なくなっていました。
非居住者にはこの制限は無い代わりに銀行上での人民元の取り扱いが居住者と区別されていたのですが、この上限撤廃により、居住者がより自由に人民元を取り扱えるようになりました。


その背景には、香港と上海の株式市場での株式相互取引開始があります。


17日から始められるこの措置により、香港における人民元での株取引は、香港の金融規制に従った人民元市場となり、海外投資家の資金が香港で人民元建てで運用されやすくなる事を意味します。

香港ドルと人民元の兌換性が高まる事は良い事なのかどうか、私には負の面も含めて考えると素直に喜べない話かなとも思えます。


さてさて、どうなる事やら。

わんちゃいくんでした。

みなさんのコメントをお待ちしております!→コメントする

ブックマークされる方はこちらからどうぞ→